体外衝撃波破砕術(ESWL)
おなかを切らずに体の外から衝撃波発生装置*1で結石を壊す治療法です。体への負担や合併症の頻度も低く、結石療法としては第1選択肢となりつつあります。
ドイツで開発され、日本では1984年から治療が開始されました。1988年からは健康保険の適用にもなっています。現在多くの施設で普及、治療が行われており、当院でも2000年より最新の第3世代砕石装置であるドルニエ リソトリプターD*2(ドルニエ社)を導入し積極的に治療を行っています。
当院では、日帰りもしくは1泊の入院で手術を施行しております。基本的には麻酔がなくても可能ですが、希望があれば麻酔(静脈麻酔・硬膜外麻酔等)を併用して無痛での手術を行っております。手術時間は通常1時間程度ですが、結石の大きさや種類により変動します。特に2cmを越える大きな結石や癒着の強い結石に関しては、手術が長期にわたる可能性があり、内視鏡手術(TUL・PNL等)を併用する場合があります。
当院でのESWLの治療成績(2001年~2005年度)ですが、総件数は502件(男性334人、女性168人)で、治療3ヶ月後における有効率(自然排石が見込める4mm以下まで砕石)は95.8%となっています。
*1水中放電、セラミック圧電素子、電磁振動、微小爆発で発生させた水中衝撃波shock waveを体内の結石に集束させ、結石を砂状に砕石します。砕石片は尿とともに自然に排出されます。
*2ドルニエ リソトリプターDの特徴は、痛みは従来のものより軽減され、砕石能力は従来のものより向上しております。可動式X線Cアームを採用し小さな結石も探しだし、治療中もリアルタイムで砕石状況を把握できます。



