腎移植(腎不全)
末期腎不全の治療法 には、透析治療(血液透析、腹膜透析)と腎臓移植があります。 日常生活の制約が少ない、根本的な腎不全治療が腎臓移植です。
末期腎不全の治療法比較
| 血液透析 | 腹膜透析 | 腎臓移植 | |
|---|---|---|---|
| 治療 | 2~3回/週 4~5時間/回の治療 |
4回/日のバッグ交換 | 1~2回/月の通院 |
| 食事制限 | 厳しい | ややゆるやか | ゆるやか |
| 合併症 | 貧血・皮膚のかゆみ 骨・関節の合併症 |
腹膜炎・カテーテル感染 腹膜硬化症 |
拒絶反応・感染症 免疫抑制薬の副作用 |
| 薬 | 様々な合併症の治療薬 | 合併症の治療薬 | 免疫抑制薬と 合併症の治療薬 |
透析治療と比べた腎臓移植のメリット
- 食事制限の緩和
- 女性では妊娠・出産が容易に。
- 小児の成長発育が期待できる。
- 健康な人と同様な生活が可能となる。
透析治療と比べた腎臓移植のデメリット
- 拒絶反応防止の為の免疫抑制薬を服用。
- 感染症にかかりやすくなる。
- 免疫抑制薬による合併症や副作用の問題。
腎臓移植は腎不全に対する唯一の根本的治療法です。
生体腎移植と献腎移植
腎臓移植には生体腎移植と献腎移植があります。
生体腎移植は家族、血縁者から腎臓を提供いただく移植です。当院では特にご夫婦の間での腎移植に力を入れています。
献腎移植はドナーカードを持っておられる方が死亡したときに腎臓をお譲りいただく移植です。 提供者の医学的条件としては一般的に以下のようなことがあげられます。
- 心身共に健康であること。
- 感染症が無いこと。
- 癌などの悪性腫瘍がないか。あれば治癒していること。
- 年齢が75歳以下。
- 腎機能が良好であること。
- 心疾患・糖尿病・高血圧・肝疾患などがある場合はその治療が優先とする。
- リンパ球交差試験(クロスマッチ)で陰性であること
腎臓移植の生着率
移植後10年で9割近くが生存。6割近くで移植腎が働いています。
腎移植をもっと知りたい方は日本移植学会ホームページ(http://www.asas.or.jp/jst/)をご覧ください。
お問い合わせ
透析施設の主治医および家族とよく相談したうえで、帝京大学病院腎移植外来を予約ください (03-3964-1211)。
腎移植に関する説明、検査は水曜日に行っておりますので日時を指定します。来院当日は、透析施設の主治医の紹介状が必要です。



