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帝京大学医学部附属病院
泌尿器科

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患者
約40分
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予約なし患者
(初診)
約100分 (76-128)
予約なし患者
(再診)
約90分
(54-134)

排尿障害

メンバー
上山 裕、磯谷 周治、吉井 隆、西尾 浩二郎、 常盤 紫野、熊本 友香

 排尿開始時には膀胱頸部括約筋や尿道括約筋の弛緩が同時に認められますが、この反応は非アドレナリン性・非 アセチルコリン性(non-adrenergic、 non-cholinergic: NANC)です。NANC 神経は、一酸化窒素(NO)作動性神経による弛緩反応が代表的で、NANC 神経の興奮により神経終末の細胞内Ca2+ が上昇し、neuronal Nitric oxide synthase( nNOS)を活性することによりL-arginine からNO を合成、放出し膀胱平滑筋の細胞内cGMP 増加により弛緩を引き起こします。下部尿路においてNOS 活性は排尿筋に比較して前立腺と膀胱頚部で高いことが報告されています ( Ehren et al. Urology 1994 44:683)。nNOS遺伝子欠損マウスは膀胱平滑筋過形成や頻尿を呈します。また陰茎海綿体の平滑筋ではテストステロンがcGMP に作用し、平滑筋の弛緩が起こることが知られているため、われわれはnNOS 遺伝子欠損マウスに対してtestosteroneを投与し、排尿状態の変化を検討しました。nNOS 遺伝子欠損マウスは、野生型と比べて有意に頻尿でした(6.3 vs 4.2times/day, P=0.006)が、一日排尿量に差は認められませんでした。野生型にテストステロンを投与した場合、排尿状態(一日排尿量、一日排尿回数、夜間排尿回 数)に有意な変化は認められませんでしたが、nNOS 遺伝子欠損マウスにテストステロンを投与すると頻尿の改善が認められました。このように膀胱平滑筋過活動にともなう頻尿に対する男性ホルモンの関与が示唆 されました。現在、排尿と男性ホルモンの関与について更なる研究をすすめています。

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