専門外来
腎移植・腎不全外来
| 責任医師 | 武藤智 |
|---|---|
| 担当医師 | 堀江重郎 |
| 扱う疾患 | 当科では、保存期および終末期の慢性腎不全、二次性上皮小体機能亢進症、腎性貧血を扱っています。保存期の患者様は多発性嚢胞腎、尿路腫瘍、尿路結石、水腎症といった多くの泌尿器疾患を原疾患として腎不全に至った患者様が中心です。終末期腎不全の治療として腎移植はQOL がよくまた長期予後も新しい免疫抑制剤の開発で著しく進歩しました。当院では、2006 年8 月に、昭和46 年の開院以来始めて生体腎移植を行い、現在も外来で安定した腎機能を保っております。また腹膜透析も腎臓内科と共に積極的に導入し、血液透析に対する内シャント造設術、二次性上皮小体機能亢進症に対するエタノール注入療法(PEIT)も行っています。腎不全外来は腎臓内科(内田俊也教授) と密接な連携の下腎不全治療に全力を尽くしています。 |
堀江教授は米国でも移植外科医として臨床経験を積んだ専門医であり、赴任当初より積極的な腎移植を目指していました。2005 年より「城北腎移植カンファランス」と称して近隣の腎不全関連開業医の先生方、当院腎臓内科と共に国内の移植エキスパートをお招きして勉強会を定期的に開催し、また移植を行うことが決まった後には、他大学移植手術見学、院内移植看護勉強会、院内最終バックアップ体制確認会議、麻酔科との移植手術打ち合わせを重ねて行いました。そういった準備期間を経て、2006 年8 月に高齢夫婦間生体ABO 適合腎移植を行いました。
高齢の非血縁者間でも安全に腎移植を行えたことで、東京女子医大腎センターや大阪大学など日本をリードする施設からも高く評価され、また両施設からの協力も得ています。当院では待ち時間がほとんどなく移植を行うことができますので、腎移植外来にぜひご相談下さい。
CAPD カテーテル留置術は全身麻酔(静脈麻酔)下、傍正中切開、全例スワンネックカテーテルを用いて行っています。腹膜を約5cm 切開し、内部カフを腹膜に固定後、5cm下方でカテーテルを腹壁後面に固定しています。この固定により、術後のカテーテル位置異常を防ぐことが可能です。
透析患者の骨病変は患者様のADL を阻害し、二次性上皮小体機能亢進症(2 ゚HPT)(が中核をなす主病変です。2 ゚HPT のうち結節性過形成では内科的治療に抵抗性を示す病変も数多く認められるのが現状です。われわれは外来にて施行可能な副甲状腺に対するエタノール注入療法(PEIT)を行っています。PEIT は週1 回、1 クールを10 回として行い反回神経麻痺もほとんどみとめず、1 回の治療も20 分程度で終わるため、患者様のご都合にあわせて施行可能な治療です。


